近視とは
外から入ってきた光が、網膜上にピタリと合っている状態を「正視」といいます。
一方、外から入ってきた光が、目の中の網膜より手前で焦点(ピント)が合っている状態を「近視」といいます。
近視は主に2種類あります。
近視を進行させないことが大切
子どもの近視は、主に眼球が楕円形に伸びてしまう(眼軸長が伸びる)ことで、ピント位置がずれることにより生じるケースが多くあります。近くを見ることが習慣化してしまうと近視になりやすく、一度眼軸長が伸びてしまうと戻ることはありません。
そのため、眼軸長の伸びを抑えることが近視の進行を抑制するためには重要となります。
近視を進行させないための生活習慣
- 外で過ごす時間を増やしましょう
- 近いところを見る作業中には、30分に一度遠くを見ましょう
- 規則正しい生活(早寝早起き)をしましょう
- 正しい姿勢で作業をしましょう
- 定期的な眼科診察をしましょう
お子様の視力を守るためには早い年齢で診断し、治療を始めることが大事と言われています。
当院では生後6カ月の乳幼児からでも
検査を行うことができる
スポットビジョンの機械を
導入しています
スポット ビジョンスクリーナーは6か月以降の乳幼児から大人までの視機能上の問題を迅速に、かつ正確に検知することをサポートするために開発された、携帯型ビジョンスクリーナーです。
詳しくはこちら当院での治療方法
当院が提供する近視抑制の3つの方法
スマートフォンやテレビゲームだけでなく、いまや授業でもタブレットが一人に1台の時代です。
近視が進行しやすい社会環境といっても過言ではないでしょう。
「どこまで近視が進むんだろう?」「少しでも進行を遅らせる方法はあるの?」といった近視進行に悩む保護者様のニーズにお応えするため、当院ではお子様の「近視抑制」として3つの方法をご提供しています。(参考:日本近視学会)
低濃度アトロピン療法とは
近視の進行を抑制する治療法の一つです。
当院で取り扱っている低濃度アトロピン点眼薬(マイオピン)は、近視の進行を遅らせる(眼軸長の伸展を抑制する)という点で、統計的にも臨床的にも有意義な効果が確認されている治療法の一つです。
最適な濃度(0.01%・0.025%)のアトロピンを配合することにより、近視の進行スピードを抑えると同時に、アトロピン1%点眼薬よりも副作用を軽減しています。
近視の進行を平均約60%軽減させる良好な点眼薬と言われています。
(シンガポール国立眼科センター(SNEC)の研究による)
低濃度アトロピン点眼(マイオピン)
マイオピンは、小児期の近視の進行を軽減させることを目的に低濃度のアトロピン(0.01%・0.025%)を配合させた点眼薬で、SNEC:シンガポール国立眼科センターの研究に基づいて開発されています。
低濃度アトロピン点眼薬(マイオピン)の特徴
■ 治療の対象となる方
軽度から中等度(-1.0D~-6.00D)程度の近視で6歳~15歳の方
15歳を過ぎても近視は進行するので適応となる場合があります。3か月ごとの定期的な通院が可能な方
検査・診察による治療効果判定のほかに合併症が生じていないかのチェックも行いますので、予定された再診期日を守れない傾向がある場合は、治療を継続できないことがあります。年齢にもよりますが2年以上の継続をお勧めします。当院では、まず2年間使用していただき、効果判定をしながら治療の継続の可否について、ご相談させていただいています。就寝前の点眼が毎日可能な方
目薬は感染症などのリスクを避けるため、開封してから1か月後に必ず破棄していただきます(残量があっても破棄)
低濃度アトロピン点眼(マイオピン)治療の費用
※自由診療なので健康保険や医療費助成制度は適応されません。
治療費用 |
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多焦点コンタクトレンズとは
多焦点コンタクトレンズを装着することによって周辺部の網膜の焦点ボケを軽減。眼軸が伸びるのを抑え、近視進行が抑制されると考えられています。
イードフソフトコンタクトレンズ
当院では、シード1Day Pure EDOFをご用意しております。
イードフソフトコンタクトレンズの費用
月額・・・両眼 6,800円(税込)
オルソケラトロジーとは
夜寝る時にコンタクトレンズを装用することで、角膜形状を変化させ、脱着後の裸眼視力を改善させる治療法です。
変化した角膜形状は一定時間維持され、その間の裸眼視力は改善されます。
当院までのアクセス
【電車でお越しの場合】
JR東西線 四條畷駅 西出口 徒歩10分
【お車でお越しの場合】
国道160号線 ファミリーマート四條畷米崎店前
※駐車場5台完備
診療時間
午前 | 9:00~12:00 |
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午後 | 4:00~7:00 |
休診日 | 日曜日、祝日、 土曜午後、水曜 |